派遣の直接雇用とは?メリット・デメリットから向いている人まで解説

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「派遣と直接雇用は何が違うの?」
「自分には、派遣と直接雇用のどちらが向いているのかな」

派遣と直接雇用について、悩みや疑問を抱えている方は多いでしょう。

派遣と直接雇用では、雇用の期間・ボーナス・勤務時間などに、次のような違いがあります。

また、派遣と直接雇用のメリット・デメリットは、以下のとおりです。

上記のとおり、派遣と直接雇用には、それぞれ異なるメリット・デメリットがあります。
そのため、どちらがおすすめというよりは、それぞれの特徴をよく知って、自分の希望に合った働き方を選ぶことが大切です。

この記事では、派遣と直接雇用について、主な違いやメリット・デメリット、向いている人などについて解説します。

【この記事の内容】

  • 派遣と直接雇用の主な違い
  • 派遣と直接雇用のメリット・デメリット
  • 派遣・直接雇用の向いている人
  • 派遣から直接雇用へ変更するときの注意点

後半では、派遣から直接雇用へ変更を検討するときに注意すべきポイントについても、解説します。「派遣から直接雇用への切り替えをしようと思っている」という場合は、ぜひチェックしてみてください。

今回ご紹介する内容を把握しておけば、派遣と直接雇用について、基本的なことを理解した上で、自分にはどちらが合っているのか判断できるようになります。

最適な雇用形態でニーズに合った働き方をするためにも、派遣と直接雇用について、基本を確認しておきましょう。

1. 派遣と直接雇用の主な違い

派遣とは、派遣元企業に雇われて、勤務場所は派遣先企業になる雇用形態のことです。

一方、直接雇用は、雇用者と勤務先が同じ雇用形態を意味します。

このように、派遣と直接雇用のもっとも大きな違いは、「雇用者は誰なのか」という点です。

雇用主が異なることによって、派遣と直接雇用には、働き方や待遇面など、仕事をする上で重要な部分に違いが出てきます。

そのため、派遣から直接雇用に切り替えを検討する場合などは、特に両者の違いを的確に理解しておくことが、正しい判断をするために欠かせません。

派遣と直接雇用(正社員)について大きな違いがあるのは、雇用の期間・ボーナス・勤務時間・業務内容の4つのポイントです。

派遣と直接雇用の主な違い
派遣直接雇用
雇用の期間雇用期間が決まっている原則として雇用期間の定めがない
ボーナスボーナスがない場合が多いほとんどの場合ボーナスがある
勤務時間契約した勤務時間内で退勤しやすい残業や休日出勤が発生しやすい
業務内容責任の伴う仕事を任されにくい責任の伴う仕事を任されやすい

それでは、派遣と直接雇用の違いについて、順番に確認してみましょう。

1-1. 派遣と直接雇用の主な違い1 雇用の期間

派遣の場合は雇用期間が決まっており、同一の派遣先企業の同じ組織では、最長3年までの上限があります。一方、直接雇用(正社員)は雇用期間の定めがないので、長期間同じ職場で継続して勤務可能です。

そのため、派遣では自由に職場を変わりさまざまな職場を体験しやすく、直接雇用(正社員)の場合は、期間更新にリスクを抱えることなく安定した勤務ができます。

どちらがおすすめというよりは、自分の希望に合った働き方を選ぶことが大切です。

雇用期間の違い
派遣雇用期間が決まっている(同じ組織では最長3年まで)
直接雇用(正社員)雇用期間の定めがない

なお、直接雇用の中でも契約社員・パートは、雇用期間が決まっています。

1-2. 派遣と直接雇用の主な違い2 ボーナス

派遣ではボーナスの支給はない場合が多いのに対し、直接雇用(正社員)の場合は、基本的にボーナスが支給されます。

年に1~数回、まとまった支給が受けられると安心感があってよいと感じる場合は、直接雇用(正社員)を検討するのがおすすめです。

ボーナスの違い
派遣支給がない場合が多い
直接雇用(正社員)基本的に支給がある

ただし、企業や経済情勢によって、派遣でもボーナス支給がある場合や、直接雇用(正社員)でボーナス支給がない場合もあります。事前に、担当者に待遇を確認するようにしましょう。

なお、直接雇用の中でもパートやアルバイトでは、ボーナスの支給はないケースがほとんどです。契約社員は、契約内容によってさまざまですので、担当者に問い合わせるか契約条項を確認してみましょう。

1-3. 派遣と直接雇用の主な違い3 勤務時間

「勤務時間内に仕事を終えやすいかどうか」という視点で比べると、派遣は勤務時間を選びやすく、基本的に、契約した勤務時間内で退勤しやすい傾向にあります。

一方、直接雇用(正社員)の場合、勤務時間はほぼ決まっており、残業や休日出勤が発生しやすい傾向にあるといえるでしょう。

仕事だけでなくプライベートの時間を重視したいという場合や、退勤時間の予測がつかないと困るといった場合は、派遣を優先的に検討するのがおすすめです。

勤務時間の違い
派遣契約した勤務時間内で退勤しやすい
直接雇用(正社員)残業や休日出勤が発生しやすい

なお、直接雇用の中でも、パートやアルバイトは勤務時間を自由に選びやすく、残業なども発生しにくい傾向にあります。

1-4. 派遣と直接雇用の主な違い4 業務内容

業務内容について見てみると、派遣は責任の伴う仕事を任されにくい傾向にあり、昇進・昇給の機会もあまりないと考えておきましょう。

一方、直接雇用(正社員)には昇進や昇給などのチャンスが多く、責任の伴う仕事を任されやすい傾向にあります。

キャリアプランをきちんと考えて出世していきたいと望んでいる場合は、直接雇用(正社員)を選ぶことで、実現しやすくなるでしょう。

ただし、責任ある仕事を任されると、プライベートよりも仕事を優先しないといけない場面が増えがちです。仕事を優先するのが難しいなら、派遣も検討してみたほうがよいでしょう。

業務内容の違い
派遣
  • 責任の伴う仕事を任されにくい
  • 昇進、昇給もあまりない
直接雇用(正社員)
  • 責任の伴う仕事を任されやすい
  • 昇進、昇給のチャンスが多い

なお、直接雇用の中でも、パート・アルバイト・契約社員は、契約内容によってさまざまです。担当者や実際に仕事をしている人に、状況を確認しておくと安心です。

2. 派遣と直接雇用のメリット・デメリット

これまでにご紹介した派遣と直接雇用の違いを踏まえると、それぞれ、以下のようなメリット・デメリットがあります。

派遣と直接雇用のメリット・デメリット
メリットデメリット
派遣
  • 時間の自由がきく
  • さまざまな職場を経験できる
  • 未経験でも幅広く仕事を選びやすい
  • 雇用は不安定になりがち(同じ職場は最長3年まで)
  • 責任のある仕事は任せてもらえない
直接雇用
  • 雇用が安定する
  • 待遇の改善が見込める
  • 責任ある仕事を任せてもらいやすくなる
  • 仕事を自由に変えにくくなる
  • プライベートを優先しづらくなる

どういうことなのか、もう少し詳しく説明していきます。

2-1. 派遣のメリット・デメリット

まずは、派遣で働くメリットとデメリットを見ていきましょう。
主な派遣のメリット・デメリットは、以下のとおりです。

派遣のメリット・デメリット
派遣のメリット
  • 時間の自由がきく
  • さまざまな職場を経験できる
  • 未経験でも幅広く仕事を選びやすい
派遣のデメリット
  • 雇用は不安定になりがち(同じ職場は最長3年まで)
  • 責任のある仕事は任せてもらえない

2-1-1. 派遣のメリット

派遣では、時間の自由がきき、自分のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方をすることができます。雇用期間・勤務時間・勤務地や、業務内容・残業の有無など、細かく希望を出して条件に合う仕事を紹介してもらえるためです。

また、同じ組織なら最長3年までと雇用期間の定めがあるおかげで、短期間でさまざまな職場を経験できます。自分に合う仕事を探したい、幅広く経験を積みたい、といった場合に最適の選択肢です。

また、派遣であれば、未経験でも幅広く仕事を選びやすい傾向にあります。狙った仕事の正社員が経験者の募集しかないときに、派遣から始めて経験を積むのもよいでしょう。

2-1-2. 派遣のデメリット

派遣のデメリットとして、雇用が不安定になりがちであることが挙げられます。同じ職場は最長3年までという雇用期間の上限があるためです。更新時期が来るたびに、「次の派遣先はスムーズに決まるかな」と不安になる場面もあるでしょう。

また、派遣社員は、責任の伴う仕事や裁量権の大きい仕事は任せてもらえない傾向にあります。派遣社員は雇用者が派遣元企業であることや、雇用期間に定めがあることが、その主な理由です。

2-2. 直接雇用のメリット・デメリット

次に、直接雇用で働くメリットとデメリットを見ていきましょう。

主な直接雇用のメリット・デメリットは、以下のとおりです。

直接雇用のメリット・デメリット
直接雇用のメリット
  • 雇用が安定する
  • 待遇の改善が見込める
  • 責任ある仕事を任せてもらいやすくなる
直接雇用のデメリット
  • 仕事を自由に変えにくくなる
  • プライベートを優先しづらくなる

2-2-1. 直接雇用のメリット

直接雇用には、雇用が安定するメリットがあります。直接雇用の場合は基本的に期間の定めがないので、更新時期などを気にせず、長期間安心して働き続けることができるからです。

また、派遣から直接雇用に切り替えることで、待遇の改善が見込める可能性が高くなります。例えば、派遣ではなかなかもらうことの難しいボーナスも、直接雇用の正社員なら、もらえる可能性が高いからです。

さらに、責任ある仕事を任せてもらいやすくなるのも、直接雇用のメリットといえます。派遣元企業との契約にない仕事は任せられない派遣社員と異なり、直接雇用している従業員であれば、さまざまな業務を任せられるためです。

2-2-2. 直接雇用のデメリット

直接雇用の場合、仕事を短期間で自由に変えることは難しくなります。雇用期間の定めがない正社員の場合、長期間続けて働くことが前提のような位置づけになりがちだからです。また、責任ある仕事を任されると、簡単には辞めにくくなるでしょう。

多くの職場を経験してみたいと考えているなら、身動きが取りづらく感じてしまう可能性があります。

また、直接雇用の正社員の場合、派遣に比べると残業が多くなりがちであるため、プライベートを優先しづらくなるこもデメリットといえるでしょう。

3. 派遣・直接雇用の向いている人

派遣と直接雇用のメリット・デメリットを踏まえると、それぞれの雇用形態が向いている人は、次のようにまとめられます。

派遣・直接雇用の向いている人
派遣が向いているのはこんな人
  • さまざまな仕事を経験してみたい
  • スキルアップや実績を積むことを目指したい
  • 兼業したい
  • 仕事だけでなくプライベートも充実させたい
  • 人間関係や環境が変化してもすぐに適応できる
直接雇用が向いているのはこんな人
  • 仕事にやりがいを見出したい
  • 人間関係をじっくり構築したい
  • 安心して長く仕事を続けたい
  • ボーナスなどの待遇面にこだわりがある

以下でもう少し詳しく説明しますので、派遣と直接雇用のどちらがよいのか迷っているという場合は、参考にしてみてください。

3-1. 派遣が向いているのはこんな人

派遣が向いているのは、以下のような特徴を備えている人です。
1つでも当てはまる項目があるなら、派遣で働くことを検討してみるとよいでしょう。

【派遣が向いている人の特徴】

  • さまざまな仕事を経験してみたい
  • スキルアップや実績を積むことを目指したい
  • 兼業したい
  • 仕事だけでなくプライベートも充実させたい
  • 人間関係や環境が変化してもすぐに適応できる

3-1-1. さまざまな仕事を経験してみたい

派遣は、

  • 細かく希望を出して条件に合う仕事を紹介してもらえる
  • 雇用期間の定めがある

といった特徴から、短期間に多様な仕事を経験したい人に向いています。

さまざまな仕事を経験する中で、自分に合う仕事を見つけることができるでしょう。

3-1-2. スキルアップや実績を積むことを目指したい

派遣は、スキルアップや実績を積むことを目指したい人に適しています。

その理由は、

  • 資格取得のための時間を確保しやすい
  • 未経験でも幅広く仕事を選びやすい
  • 派遣元企業でスキルアップのための研修会なども行われている

といった特徴が、派遣の仕事にはあるからです。

「就きたい職種があるけれど、経験者の採用しか行っていない」「仕事をしながらスキルアップをしたい」と考えているなら、派遣を検討しましょう。

3-1-3. 兼業したい

兼業や副業を探しているという人にも、派遣は向いています。

派遣の仕事は、

  • 希望する勤務時間に合った仕事を紹介してもらえる
  • 残業がない場合がほとんど

といった特徴を備えているため、メインの仕事があって両立しやすいからです。

3-1-4. 仕事だけでなくプライベートも優先させたい

育児や介護・家事などと仕事を両立する必要がある人や、仕事だけでなくプライベートも優先したいという人に、派遣は向いています。

派遣は、

  • 短期間で更新できるので、状況の変化に合わせて働き方を変えられる
  • 転居しないといけない場合も、違うエリアの仕事を紹介してもらえる

といった特徴があるからです。

【実際の体験談】

小学校はまだよく分からないけど親が参加するイベントがあると聞くし、幼稚園も時々イベントにより午前保育で終わったりするので、両親フルタイムは難しい(思い込みもあるかもしれないが)

どちらかが休みやすい環境で都合が付きやすい週○日パート、自分で仕事の調整ができる派遣が向いている

引用:Twitter「https://twitter.com/mA2kOme/status/1506904874025304068

3-1-5. 人間関係や環境が変化してもすぐに適応できる

新しい人間関係に馴染むのが得意な人や、業務環境が変化しても適応するのが苦にならない人は、派遣に向いています。

派遣で仕事をする場合は、

  • 短期間で別の職場に移る
  • すでに人間関係が出来上がっている職場に入っていく

といった機会も多いからです。

「コミュニケーション能力が高い」「変化への適応が早い」といった人は、派遣を検討してみるとよいでしょう。

3-2. 直接雇用が向いているのはこんな人

直接雇用が向いているのは、以下のような特徴を備えている人です。
1つでも当てはまる項目があるなら、直接雇用で働くことを検討してみるとよいでしょう。

【直接雇用が向いている人の特徴】

  • 仕事にやりがいを見出したい
  • 人間関係をじっくり構築したい
  • 安心して長く仕事を続けたい
  • ボーナスなどの待遇面にこだわりがある

3-2-1. 仕事にやりがいを見出したい

直接雇用は、責任ある仕事や大きなプロジェクトを任される、管理職に就くなど、仕事にやりがいを見出したい人に向いています。

期限の定めなく勤めることができ派遣元企業との契約に縛られることなく業務を分担させられる直接雇用なら、さまざまな仕事や役職に挑戦できるチャンスに恵まれているからです。

3-2-2. 人間関係をじっくり構築したい

人間関係を同じ職場で時間をかけて構築していきたいという人にも、直接雇用が向いています。

直接雇用は雇用先が長期間変わらないので、異動や転勤などの可能性はあるものの、基本的に同じ組織の同僚や上司などと人間関係を築けるからです。

周囲に馴染むのに時間がかかるという人も、直接雇用を検討することで、余計なストレスなく業務ができるでしょう。

3-2-3. 安心して長く仕事を続けたい

雇用を安定させ、長く安心して仕事を続けたい人は、直接雇用を優先的に検討しましょう。
直接雇用であれば、

  • 基本的に雇用期間の定めがない
  • 待遇や業務内容が大幅に変わることがない

といった特徴があるので、収入や雇用が安定するからです。

更新時期のたびに、次の仕事が決まるかどうかを心配したくないという人は、直接雇用を選びましょう。

3-2-4. ボーナスなどの待遇面にこだわりがある

「ボーナスが欲しい」「昇給したい」という希望がある人は、直接雇用を選ぶと満足できるでしょう。
直接雇用の正社員であれば、

  • ボーナスの支給がある場合が多い
  • 長期間同じ企業で勤務し、着実にキャリアを積み重ねることで、昇給が見込める

といった特徴があるからです。
管理職に昇進すれば管理職手当なども見込めるので、待遇面にこだわりたいなら、直接雇用を検討するのがおすすめです。

4. 派遣から直接雇用へ変更するときの注意点

派遣から直接雇用に切り替える際は、注意すべき点が3つあります。

派遣から直接雇用へ変更するときの注意点3つ
  1. 待遇面が悪化する可能性がある
  2. 業務内容や勤務場所などが変更する可能性がある
  3. 直接雇用=正社員とは限らない

「直接雇用なら、派遣社員より全部よくなるに違いない」と安易に切り替えを進めると、後悔する結果になりかねません。注意点を把握し、慎重に検討しましょう。

4-1. 【派遣から直接雇用へ変更するときの注意点1】待遇面が悪化する可能性がある

派遣から直接雇用に切り替えた場合に、実質的な待遇が悪化するリスクがあります。

表面的に賃金はアップしていたり、ボーナスが支給されるようになったりしても、勤務時間が長くなる・業務負担が重くなるといった事情で、実質的に派遣より状況が悪化することもあるためです。

このような事態を避けるには、

  • 賃金面だけでなく、業務内容や残業の有無なども、担当者に詳しく確認する
  • 自分では判断に迷うときは、派遣元企業にも相談してみる

といった対策を取りましょう。

4-2. 【派遣から直接雇用へ変更するときの注意点2】業務内容や勤務場所などが変更する可能性がある

派遣から直接雇用に切り替わる際に、派遣のときと同じ業務に継続して携われるとは限らないことに注意しましょう。

直接雇用になれば、派遣先の雇用者だった企業は、派遣契約に定められた業務以外も任せることができるようになるためです。同じ理由で、勤務場所についても、変更になる可能性は十分にあります。

「てっきり派遣のときと同じ職場で同じ仕事ができると思っていたのに」と後悔しないためにも、派遣から直接雇用に切り替えを打診されたときは、業務内容や勤務場所まで確認しましょう。

4-3. 【派遣から直接雇用へ変更するときの注意点3】直接雇用=正社員とは限らない

直接雇用に切り替えるという場合、正社員とは限らない点にも留意する必要があります。

直接雇用とは、雇用者と勤務先が同じ企業という意味でしかないので、正社員以外にパート・アルバイトや契約社員も含まれるからです。

パート・アルバイトや契約社員は有期契約なので、契約更新が必要である点は、派遣と変わりません。

「直接雇用=正社員」と勘違いして、思ったような恩恵が得られなかったという結果にならないよう、直接雇用とはどういう勤務形態なのかを、必ず担当者に確認しましょう。

5. まとめ

派遣と直接雇用(正社員)について、大きな違いがあるのは、雇用の期間・ボーナス・勤務時間・業務内容の4つのポイントです。

派遣と直接雇用の主な違い
派遣直接雇用
雇用の期間雇用期間が決まっている原則として雇用期間の定めがない
ボーナスボーナスがない場合が多いほとんどの場合ボーナスがある
勤務時間契約した勤務時間内で退勤しやすい残業や休日出勤が発生しやすい
業務内容責任の伴う仕事を任されにくい責任の伴う仕事を任されやすい

また、派遣と直接雇用には、以下のようなメリット・デメリットがあります。

派遣と直接雇用のメリット・デメリット
メリットデメリット
派遣
  • 時間の自由がきく
  • さまざまな職場を経験できる
  • 未経験でも幅広く仕事を選びやすい
  • 雇用は不安定になりがち(同じ職場は最長3年まで)
  • 責任のある仕事は任せてもらえない
直接雇用
  • 雇用が安定する
  • 待遇の改善が見込める
  • 責任ある仕事を任せてもらいやすくなる
  • 仕事を自由に変えにくくなる
  • プライベートを優先しづらくなる

メリット・デメリットを踏まえると、派遣・直接雇用が向いている人は、以下のとおりです。

派遣・直接雇用の向いている人
派遣が向いているのはこんな人
  • さまざまな仕事を経験してみたい
  • スキルアップや実績を積むことを目指したい
  • 兼業したい
  • 仕事だけでなくプライベートも充実させたい
  • 人間関係や環境が変化してもすぐに適応できる
直接雇用が向いているのはこんな人
  • 仕事にやりがいを見出したい
  • 人間関係をじっくり構築したい
  • 安心して長く仕事を続けたい
  • ボーナスなどの待遇面にこだわりがある

派遣から直接雇用へ変更するときは、以下の点にも注意しましょう。

  1.  待遇面が悪化する可能性がある
  2.  業務内容や勤務場所などが変更する可能性がある
  3.  直接雇用=正社員とは限らない

派遣と直接雇用には、それぞれ、異なる特徴やメリット・デメリットがあります。一概にどちらがよいとはいえないので、特徴をよく知って、自分に合う勤務形態を選ぶことが大切です。

今回ご紹介した内容をよく確認し、自分にもっとも適した勤務形態を選べるようになりましょう。