「派遣登録の流れを知りたい」
「派遣登録で準備しておくべきものはあるのかな?」
このようにお考えではないですか?
派遣登録は以下の流れで行われることが一般的です。
派遣社員として働くために、まずは派遣会社に登録を行います。その上で派遣会社から自分に合った仕事を斡旋してもらい、その企業で派遣社員として働く、といった流れになります。
派遣会社は登録したら必ずすぐに働かなければいけないと言うわけでもありません。そのため、まずは登録してみて、どのような仕事があるのかを見ながら就業するかどうかを検討する、といったことも可能です。
派遣登録を行う際には、簡単なスキルチェックなども行うことが多く、自分にはどんな仕事があるのか派遣会社の方と面談して客観的な意見を聞きながら進められます。
この記事では、派遣登録の流れや準備すべきものなど、基本的な条件を中心に派遣登録で知っておくべきことを詳しく解説していきます。
この記事のポイント
- 派遣登録の流れ
- 派遣登録で準備しておくべきもの
- 派遣登録のQ&A
この記事を読みいただくことで、派遣登録を行う前に知っておくべきことが網羅できるかと思います。この記事を参考に派遣登録を行うかどうか、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.まずは知っておきたい派遣登録の流れ
冒頭でも解説しましたが、派遣登録は以上の流れで行われるのが一般的です。
派遣会社に応募して派遣社員として働くまでの期間は、本人が保有しているスキルや経験にもよりますが、一般的には正社員として転職活動をするよりも短い期間で就業できます。スムーズな場合で2〜4週間で就業できる場合が多いです。
派遣先企業が急いで人材を探している場合は、即日と言った場合もあります。その場合は応募してから1週間以内に就業が可能です。
正社員として転職活動を行う場合は、スムーズに勧められても3ヶ月前後位の時間がかかってしまうことが一般的です。それに比べると圧倒的に早く就業できる可能性が高いと言えます。
次章からは、派遣登録の具体的な流れを中心に、派遣登録に必要な情報を解説していきます。
2.【派遣登録のSTEP.1】派遣会社に応募する
まずは、派遣会社に応募するステップについて詳しく解説します。派遣会社に応募する場合、以下の2つの方法を取ることが一般的です。
- 求人サイトから登録する
- 派遣会社サイトに直接応募する
それぞれについて見ていきましょう。
2-1.求人サイトから派遣登録する
まずは、求人サイトから登録する方法について紹介します。
求人サイトで仕事を検索すると、派遣社員向けの求人を目にすることがあるかと思います。そのような求人に応募すると、まずはその求人を持っている派遣会社に登録する流れとなります。それが、派遣登録の最もスタンダードなパターンです。
求人サイトは、正社員やアルバイトも含んだ求人を探せるものだけでなく、派遣社員専用のサイトもあります。いずれの場合も、興味のある求人に応募したらまずは派遣登録を行います。
注意点としては、応募した求人に必ずしもアサインされるとは限らないと言う点です。
一般的な就職であれば、応募した求人に対して合否が決められるものとなります。しかし派遣社員の場合は、応募した求人をもとに派遣会社の営業担当者が応募者に合った求人を選んで紹介します。最初に応募して仕事にエントリーできるとは限らず、別の仕事を紹介されることも多いのが特徴です。
派遣登録の場合は、この仕事に就きたい!と強く思っても、必ずしも紹介してくれるとは限らないので、注意しておきましょう。
2-2.派遣会社サイトに直接応募する
派遣登録の方法としては、派遣会社サイトに直接応募する方法もあります。例えば、有名な派遣会社の場合、求人サイトを経由して登録するのではなく、直接派遣会社の公式ホームページから登録するといった方法を取ることができます。
この場合は求人サイトを経由しない事となりますが、登録の流れに大きな違いは生まれません。
派遣登録を行い、自分のスキルに合った仕事があれば紹介してもらうといった流れになります。
3.【派遣登録のSTEP.2】派遣登録を行う
この章では、実際の派遣登録の流れについてより詳しく解説していきます。
3-1.派遣登録会のアポイントを取る
求人サイトまたは派遣会社のサイトにて応募を行ったら、派遣登録会のアポイントを取ります。一般的には、以下の3つの種類で派遣登録会は行われます。
- 来社登録
- 電話登録
- Web登録
それぞれについて見ていきましょう。
3-1-1.来社登録
派遣登録で最も一般的に用いられるのが来社登録です。派遣会社に応募者が赴いて、派遣登録会に参加し登録を行います。
派遣登録会の形式は、派遣会社によってまちまちです。数人でグループ登録会を行う場合もあれば、担当者1人につき登録者1人といった形で行われることもあります。
来社登録のメリットとしては、直接担当者と面談をして詳しく話ができるという点です。派遣会社の雰囲気を感じたり、担当者と顔を合わせてコミュニケーションをとることができます。
来社登録にかかる時間は、2時間ほどが一般的です。
3-1-2.電話登録
保険会社に赴くことなく、電話のみで登録を行う方法もあります。自分で派遣会社に足を運ぶ必要がないため、比較的手軽に登録できる点がメリットといえます。
例えば地方にお住まいの方など、近くに派遣会社がない場合に特に有利に働きます。
ただし電話登録の場合は、担当者と直接会って話をすると言うことができないので、信頼関係を十分に培うことが難しいといったデメリットもあります。
3-1-3.Web登録
担当者と話をすることなく、Web上だけで登録するといった方法もあります。応募者にとっては、担当者に経歴やスキルなどを詳しく説明する手間が省けるため、最も手軽に登録が可能です。
とは言え十分にコミュニケーションを取ることが難しいため、自分に本当に合った仕事が紹介するのが難しいという点については、注意が必要です。
Web登録は特定のスキルを持っていたり特別な経歴や経験があったりする場合には便利ですが、そうでない場合にはあまり向いていないかもしれません。
近年ではWeb会議ツールなどを使って、対面で会話をして登録を行う手法も取り入れられています。この方法であれば、来社登録とあまり性質は変わらず、担当者と話をしながら、自分に合った仕事を紹介してもらいやすくなります。
3-2.派遣登録会の流れ
次に、具体的な派遣登録会の流れについて解説します。
3-2-1.派遣会社の説明
まずは派遣会社から、会社の詳しい説明が行われます。この時に、そもそもの派遣の仕組みについても詳しく解説されることが一般的です。
- そもそもの派遣業務の仕組み
- 働き方のルール
- 社会保険、福利厚生 など
これらの基本的な内容を、詳しく説明します。
3-2-2.プロフィールを登録
自分のプロフィールを登録します。住所や氏名などのプロフィールのほかに、職務経歴や希望、職種、持っているスキルや資格などを登録します。現在は多くの場合はPCやタブレットなどのデジタル端末にて行われます。
プロフィールの登録のタイミングは、派遣会社によってまちまちです。場合によっては、応募時に事前に詳しく登録しておくといった場合もあります。また派遣会社の説明の前に、プロフィールを登録すると言うこともあります。
プロフィール登録では、職務経歴などかなり詳しく記載することが求められることが一般的です。
そのため、スムーズに登録できるよう、職歴などの情報をまとめておくと良いでしょう。
3-2-3.スキルチェック
派遣会社の説明とプロフィール登録が終わったら、スキルチェックが行われます。ここでは、取り扱っている職種によって必要なスキルをチェックすることとなります。
一般的には以下の内容のチェックが行われることが多いです。
- Word、Excel、PowerPointの使い方チェック
- タイピングの速度チェック、正確性のチェック
- 電卓を使った計算問題
- 一般常識問題
スキルチェックはあくまでも、応募者のスキルを派遣会社が参考にするために用いられるものです。このチェックによってただちに合否を左右するようなことはありませんので、あまりプレッシャーに感じる必要はありません。
3-2-4.担当者と面談
スキルチェックが行われたら、派遣会社の担当者と1対1の面談が行われます。ここで改めて、具体的な要望や経験等についてカウンセリングが行われます。
担当者との面談は、仕事を紹介するかどうかを決めるための面接とは異なり、あくまでも基本的な条件や職歴なども詳しく理解するための場です。
派遣登録において心配なことなどがあったら、この時に担当者に詳しく話を聞くことをおすすめします。
4.【派遣登録のSTEP.3】仕事の紹介
登録が完了したら、いよいよ仕事紹介のフェーズに入ります。登録会の後ですぐ仕事を紹介してくれる場合もあれば、後日、自分に合った仕事が出てきた際に連絡をくれることもあります。その場ですぐに紹介されなかったからといって、残念に思う必要はありません。
また、この場で紹介された仕事を必ずその場で即答しなければいけないと言う事でもありません。慎重に考えてから、後ほど回答すると言った流れでも問題ないのです。
担当者はあくまでも、応募者の立場に立って仕事を紹介してくれる人です。担当者にとっても、紹介できる仕事があればできるだけ成立させたいというのが本心です。
担当者に聞きたいことや要望があるなら、自分の考えをしっかり伝えていくことで、希望に合った仕事を見つけやすくなるでしょう。
5.【派遣登録のSTEP.4】派遣先企業との顔合わせ
自分が働きたいと思う仕事を紹介されたら、その旨を担当者に伝えます。担当者は派遣先企業にそのことを伝え、合意がなされたら顔合わせがセッティングされます。
顔合わせは、応募者と派遣先企業の担当者と派遣会社の担当者の3人で行われます。派遣先企業との面談では、主に以下のような流れで行われます。
- 職務経歴などの説明
- 派遣先企業からの質疑応答
基本的には、双方のスキルや仕事内容の相違がないかの確認を行うため、顔合わせは行われます。そのため一般的な企業との転職の際の面接とは違い、状況に応じて派遣会社の担当者がサポートをしてくれます。
顔合わせが終わったら、一旦解散となります。結果は、早ければ当日、遅くとも1週間以内には派遣会社を経由して伝えられます。
「顔合わせ」と「面接」の違い |
人材派遣業界では、派遣先企業と「顔合わせ」を行うのであり、「面接」とは呼ばれません。その理由は、労働者派遣法が人材派遣においては、就業前に企業側が派遣人材の選定を行うことが禁止されているためです。 面接を行わない代わりに、「顔合わせ」または「職場見学」という名目で人材が企業側に赴きます。ここではスキルの確認や、勤務条件のすり合わせが行われます。 そのため、原則的に顔合わせが行われたあとで不採用になるといったことはあまりありません。当日のマナーが悪いなど、印象が良くない場合には不採用になることもあります。 |
6.【派遣登録のSTEP.5】就業開始
採用が決まったら派遣会社を通じて契約を結び、仕事がスタートします。具体的なタイムカードや就業のルールに関しては、改めて保険会社から詳しく説明が行われます。
多くの場合、出勤日初日は派遣会社の担当者が同行してくれます。就業開始でわからないことや不安があれば、担当者に何でも聞いてみると良いでしょう。
7.派遣登録で準備しておくべきもの
それではここで、派遣登録であらかじめ準備しておくべきものについて、詳しく解説していきます。
7-1.持参すべき持ち物
派遣登録で必要なものは、派遣会社によって異なります。多くの場合は以下の通りです。
- 本人確認書類
- 履歴書、職務経歴書
- 印鑑
本人確認書類は、必ず原本を持っていくようにしましょう。
履歴書や職務経歴書に関しては、事前にWeb登録を済ませている場合は必要ないことことも多いです。ただし、詳しい職務経歴を現地で登録する形式の場合は、すぐに書き出せるよう情報をまとめておくと良いでしょう。
登録に必要なものは派遣会社によって異なるため、事前にきちんと確認しておくことをおすすめします。
7-2.派遣登録会の服装
派遣登録会の服装は、スーツまたはオフィスカジュアルが基本となります。一般的な就職活動のように、必ずスーツを着なければならないと言う事でもありません。
ビジネスシーンに適した服装で臨むことが、マナーです。
以下のような、カジュアルな服装を選ぶ事はやめましょう。
× Tシャツ、ジーンズ、スニーカー、スウェット、パーカー、サンダル など
オフィスワークだけでなく、アパレル業の場合にも派遣登録会の服装は、オフィスカジュアルを選びましょう。
8.派遣登録のQ&A
それでは最後に、派遣登録のQ&Aとして、いくつかの細かな質問に答えていきます。
8-1.複数社に派遣登録しても大丈夫?
複数の派遣会社に登録する事は、全く問題ありません。
派遣会社によって扱っている求人の種類や数は大きく異なります。例えば、1社に登録して思うような仕事を紹介されなかった場合でも、他の派遣会社であれば自分に合った仕事を紹介してくれると言った事は十分に考えられます。また、担当者との相性もあります。
派遣登録時間自体は無料でできることなので、いくつかに登録して担当者と話をし、仕事を選ぶと良いでしょう。またもちろん、具体的な条件が決まっている場合には1社に絞ることも問題はありません。
登録する派遣会社の数は、必要に応じて増やしていくのでも十分です。
注意点としては、あまりにも多くの派遣会社に登録しすぎないという点です。あまりに多くの派遣会社に登録すると、管理が大変になって、逆に仕事を落ち着いて探すことが難しくなる場合もあります。
派遣会社に登録する場合は、2~3社程度にしておくことをおすすめします。
8-2.スキルが足りてないかもしれないから、不安…
自分にスキルが足りていないと感じていても、派遣会社に登録する事は全く問題ありません。むしろ担当者と話をすることで、今の自分に足りないスキルを指摘してもらうこともできますし、自分に合った仕事を紹介してくれる可能性が広がります。
自分ひとりでスキルがないと言って悩んでいるよりも、まずは登録してみて、担当者と話をしてからどうするかを検討してみると良いでしょう。
8-3.派遣登録に年齢制限はある?
派遣登録を行うにあたっての年齢制限はありません。厚生労働省の調査によると、派遣スタッフ全体の44.8%が40歳から59歳までという調査結果が出ています。
自分は年齢が高いから不安だ、という方もいるかもしれませんが、何歳であってもまずは登録をしてみることをおすすめします。その上で派遣会社の担当者と実際に話をして、自分に合った働き方や仕事を選んでいくとよいでしょう。
8-4.いつ頃仕事を紹介してもらえる?
いつごろ仕事を紹介してもらえるかどうかは、その時の求人状況や、スキル、経験によって大きく異なります。登録会のその日に仕事を紹介してもらえることもあれば、後日、自分に合った仕事が見つかった際に連絡してもらえる場合があります。
すぐに仕事が紹介されなかったといっても、落ち込む事はありません。心配であれば、他の派遣会社に登録するなどで広く活動をすると良いでしょう。
8-5.派遣登録を解除したいのだけれど、できる?
派遣登録の解除をする事は、簡単に可能です。必要に応じて派遣会社に連絡し、派遣登録の解除を要請しましょう。
ただし、派遣社員として就業したからと言う理由で、他に登録している派遣会社登録を解除する必要はありません。別の機会にまた利用する可能性があるのであれば、登録したままにしておくと良いでしょう。
派遣会社からの仕事の紹介電話がわずらわしいと感じたら、「今は就業中です」と伝えればそれ以上連絡は来なくなります。また仕事を探すことになったら連絡して、紹介を再開することも可能です。
9.まとめ
以上この記事では、派遣登録の流れや準備すべきものなど、基本的な条件を中心に派遣登録で知っておくべきことを詳しく解説してきました。
この記事のポイント
- 派遣登録の流れ
- 派遣登録で準備しておくべきもの
- 派遣登録のQ&A
この記事を読みいただいたことで、派遣登録を行う前に知っておくべきことが網羅できたかと思います。この記事を参考に派遣登録を行うかどうか、ぜひ参考にしてみてください。
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